いのちの授業:おへその話

先日、東浦町の小学校にていのちの授業をさせていただきました。

小学5年生。どの子もかわいい。事前に質問もいただいていましたので

それに合わせて授業内容を組み立てました。おへそに関する質問が多かったです。

「おへそ」はお母さんと赤ちゃんがつながっていたことをわかりやすく感じられるところ。

こどもたちに、自分のおへそを感じてもらい、そして赤ちゃん人形、へその緒と胎盤モデルでいのちのつながりについて

お伝えしました。どの子も自分のこととしてしっかりと私の話を聞いてくれていました。

学ぶのではなく、体感を大切にしてほしい

あかちゃん人形を1か月~10か月までのそれぞれを並べて大きさを体験してもらうのですが

みんな赤ちゃん人形を抱っこして「かわい~」「重い~」「おなかに入れてみる~」「双子ちゃんはこんな感じ?」

「先生~私弟がいるの」「わたしは双子なの~」と教えてくれるこどもたち。素直でかわいいこどもたち。

どの子もそれぞれ、感じ取ってくれている様子でした。赤ちゃん人形さんは小学生にずっと抱っこされていました。

実際に赤ちゃんを抱っこしたことがある子も多い様子。教えてもいないのに、小学生でも上手にあかちゃんを抱っこしている子もいました。

いつでも赤ちゃん人形は大人気です。

私はいつも思うのですが、人に教えられたことは残らないけれど自分で感じ取ったことは自分のものになる。

大人子ども関係なく、「体感する」ことが何より大切だと思っています。今回、こどもたちがそれぞれで何かを感じ取って

くれていたらうれしいです。

自分を大切にしてほしい

「自分を大切にできない人は人を大切にできない」と私は小さいころに聞いたことがあります。

当時、その意味は分かるようで、分かりませんでした。そう、意味は考えてもわからないんです。すべては

体験して体感することだからです。教えるのでは伝わらない。伝える側が、その気持ちにあふれているのであれば

きっと伝わる。こどもたちに一番伝えたいこと。「自分のからだとこころを大切にしてほしい。」

こどもたちから感じ取らせてもらった

助産師としていのちの授業をさせていただきました。日々、いのちに関わらせていただいているこの仕事が

大好きです。その想いがこどもたちに少しでも伝わっていたらうれしいです。そして、授業が終わった後の

幸福感といったらありませんでした。私がこどもたちから感じ取らせてもらっていたのです。この機会をいただけたこと、

子どもたちと出会えたことに感謝です。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。